自動車を運転していれば、誰もが事故を起こす可能性があります。交通事故を起こし、加害者になってしまった場合の損害賠償に備えるため、自賠責保険に加入することが法令で義務付けられています。自賠責保険は、保険本来の役割のほかに、交通事故防止や被害者とその家族の救済など、被害者保護を目的とした事業を支援する役割も担っています。
そのために役立てられているのが、自賠責運用益です。今回は自賠責運用益を活用して行われている事業について
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自賠責保険では、保険料の収入から保険金のお支払いまでの間、保険会社には一定の資金が滞留します。
この滞留資金を運用して得られた利息を自賠責運用益と呼んでいます。
自賠責保険は “損失も利益も出さない” という「ノーロス・ノープロフィットの原則」に基づいて運営されていることから、保険会社はこの運用益を他の保険の積立金などと区別し、準備金として積み立てることが法令で義務付けられています。
積み立てられた運用益の一部が、自賠責運用益拠出事業に活用されています。
➀自動車事故防止への対策事業
➁救急医療体制の整備事業
➂自動車事故被害者への支援事業
いかがでしたか。博士が説明したように、自賠責運用益は、被害者保護を目的とした様々な事業に使われています。
さらに詳しい内容をご覧になりたい方は、日本損害保険協会の自賠責運用益拠出事業サイトをご参照ください。