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保存版!日本全国【漬物地図】付き!道の駅で「ご当地お漬物」めぐり

日本各地に伝わる「漬物」。

旬の時期に一気に採れてしまう野菜を保存し、さらに美味しく食べるために農家の知恵が生んだ日本の伝統食です。
道の駅の店頭にはいつもたくさんの美味しい漬物が並びます。

家庭の味「お漬物」

「漬物」は、ご飯のおかずに良し、お茶請けに良し、酒の肴に良し、という私たち日本人の食生活にとても馴染む食べ物です。その歴史は古く、今から二千年も昔の大和時代に、すでに塩漬けによる食品の保存が行なわれていたといわれています。

「古臭い」と若い世代に敬遠されがちだった漬物ですが、最近はその健康・美容面の効果もあり、再び見直されています。「ぬか床」でお漬物を作ることも、新しい趣味の一つとして若い世代にも密かに人気上昇中。

塩や醤油、味噌、お酢に麹…。漬ける調味料も様々なら、野菜や果物、それに魚など、その材料も千差万別、日本全国を見渡してみれば、それこそ数多くの種類のお漬物があります。その上、同じ種類だとしても、地域や各家庭での違いも考えれば、星の数ほどの種類のお漬物が存在していることになるでしょう。

それでは、漬物が有名な道の駅を紹介しょう!


この記事で紹介しているエリア

秋田 北海道 埼玉 和歌山 広島

※クリックすると見たいエリアへジャンプします

道の駅 美郷【秋田県】

秋田県の名物として有名なものの一つに「いぶりがっこ」があります。「いぶりがっこ」とは、漬物として使う干し大根が凍ってしまうのを防ぐために、大根を囲炉裏の上に吊るしていぶし、米ぬかで漬け込んだものです。

「がっこ」とは、秋田の方言で漬物のこと。ぱりぱりとした食感が楽しめ、噛めば噛むほど燻製の香りが口の中いっぱいに広がります。

今や全国でもっとも有名な漬物の一つで、秋田県内の道の駅でも人気の品です。

秋田県の南部に位置する美郷町にある道の駅「道の駅 美郷」には、生産者がそれぞれ自分の家の作り方で作ったいぶりがっこが所狭しと並びます。見た目も様々ですが、食べてみると、同じいぶりがっこでもこんなに違うのかと思うほど、味わいも香りも違うことに驚きます。

白ごはんにいぶりがっこを乗せて

道の駅美郷の直売施設には、生産者自慢のいぶりがっこが並ぶ

これだけのものが揃うと、選ぶのに迷ってしまい、どう選んでいいかわからなくなってしまいますという方、ご安心してください。

こちらでは、道の駅のスタッフが、味の好みに合わせておすすめを紹介してくれます。地方発送でも然り。このサービスが好評で、遠く関東からも注文が絶えないそうです。

まさに「いぶりがっこコンシェルジュ」。いぶりがっこの楽しみがより広がります!

道の駅美郷 スタッフのみなさん


道の駅 美郷の詳細情報はこちら

 

道の駅 うたしないチロル【北海道】

漬物名人が支える北の名物道の駅!「漬物」の道の駅といえば、通の人は真っ先に名前があがるという道の駅「うたしないチロル」。ここには2人の漬物名人がいます。江畑初美さんと布間玲子さん。

漬物をしている江畑さんと布間さん

母から受け継いで50年以上のキャリアを持つ名人は、昔ながらのおふくろの味を守りつつも、常に新鮮な感動を届けるように心がけているそうです。日頃の工夫を忘れない2人のお漬物は、北海道内外から注文が絶えません。

一口食べてみて、自信を持って出せる一品ができた時に幸せを感じるという名人。今日も幸せの一品が店頭に並びます。

常時30種類以上の漬物を販売。

道の駅の漬物名人 江畑さん(左)布間さん(右)

名人おすすめの極上漬(玄米漬、粕味噌漬、べったら漬) 各1本 ¥1,080

道の駅 うたしないチロルの詳細情報はこちら

 

道の駅おかべ【埼玉県】

関東随一の漬物処として知られている埼玉県深谷市。道の駅の物産センター内には、広い漬物専用コーナーがあります。

深谷市の道の駅「おかべ」
物産センターには「関東一のお漬物」の文字

今から60年ほど前、都市化の影響で練馬大根の産地が移動してきたことをきっかけに、漬物づくりが盛んになったという深谷市。現在、岡部地区を中心として30以上の漬物業者が集まっていて、道の駅にも常に各社こだわりの漬物が並びます。

深谷市の老舗、漬物工房髙田の髙田社長のおすすめは、自然の酸味が魅力の「しゃくし菜漬」と、深谷ねぎの風味を生かした京風の「深谷ねぎしば」。料理に使っても美味しい逸品で自慢の漬物だと言います。

深谷ねぎしば 165g ¥443

しゃくし菜漬け 240g ¥410

        漬物工房 髙田  髙田 美三雄 社長

道の駅おかべの詳細情報はこちら

 

道の駅 みなべうめ振興館【和歌山県】

「南高梅」誕生の地、みなべ町 梅干しといったらこの道の駅!今や高級梅の代名詞ともいえる「南高梅」。その誕生の地、みなべ町の道の駅「みなべうめ振興館」には、南高梅の貴重な資料の展示の他、様々な南高梅の加工品も売店内に並びます。

おすすめは塩分3%の超低塩梅干し「しそうすライト」、塩だけで漬けた伝統の味「昔ながらの梅干し」。

梅干し名人の岩本さんは、正確な塩の割合を心がけて漬けています。また、「風味の濃厚な南高梅は、調味料としても重宝します。」とのこと。梅ご飯や和え物にも、ぜひ南高梅をどうぞ味わって欲しい!

梅料理研究会の会長も務める名人の岩本直子さん

道の駅の売店内には南高梅関連商品が所狭しと並びます。

昔ながらの梅干し 200g ¥486
しそうすライト 280g ¥1,080円

道の駅 みなべうめ振興館の詳細情報はこちら

 

道の駅 たかの【広島県】

漬物の盛んな地区としても知られる庄原市高野町。道の駅「たかの」内の「わいわい高原市場」に並ぶ漬物の中でも人気なのが、地元の名人、亀山真理子さんが漬ける「亀ばあちゃんのお漬物」です。名人がつくる漬物は愛情たっぷり、地元の名物。

伝統の手順を守りながらも、今風の味覚に合うようにアレンジされているので「普通は若い人に敬遠されそうな古漬(※)でも、意外に若い人に人気なんですよ。」(亀山さん)とのこと。※古漬=特に長期間漬け込んだ漬物のこと。

水っぽくならないよう、漬け過ぎないように、と亀山さんが心を尽くした漬物は、今日もお客さんの心をつかみます。

人気の亀山さんのお漬物は、並べたそばから売れていくそう

道の駅の漬物名人 亀山真理子さん(右)と「わいわい高原市場」岡村店長(左)

お漬物盛り合わせ(古漬) ¥340

お漬物盛り合わせ(7点)¥350

道の駅たかの 詳細情報はこちら

※画像はイメージです。
※掲載の価格は全て税込価格です、価格は記事制作時と変更する場合がございます。
※価格や送料は各社サイトにてご確認ください。

まとめ

皆さんいかがでしたか?各地の道の駅漬け物の特徴や違いを知って、道の駅めぐりする際にぜひチェックしてみて、いろいろなご当地の味を楽しんでください。

日本全国 漬物地図

⇒漬物地図のダウンロードはこちら (※デジタルブックの14ページになります)

 

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