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特集

お米と道の駅

米を味わうための 5つのこだわり

いよいよ迎える、収穫の秋。今年もきっと、美味しい新米が道の駅にも並ぶことでしょう。そこで今回は、そんな美味しいお米をさらに美味しく、楽しく味わうためのポイントをご紹介します。

 

1.産地・田で選ぶ

石川県 道の駅「千枚田ポケットパーク」から眺めることができる 白米千枚田

石川県 道の駅「千枚田ポケットパーク」から眺めることができる 白米千枚田

お米を選ぶとき、多くの人がまず最初に確認するのはおそらく「どこのお米か」ということ。つまりお米の「産地」です。

美味しいお米がとれるのは、①きれいな水が豊富にある ②水はけがよい ③昼夜の寒暖差が大きい、この3つの条件が揃う場所です。このように場所の条件が味に大きく影響するため、お米を選ぶ際には「産地」が非常に重要となってくるわけです。

さらに突き詰めれば、そのお米が育った「田」にまで行き着きます。「産地」は同じでも、条件は田によって大きく違います。大きな田か小さな田か、平地にあるか斜面にあるか、などの違いによっても、味には少なからず影響が出るものです。

例えば、以前は日本全国の山あいに見られた「棚田」。山の斜面に階段状に連なる棚田では、平地よりも昼夜の寒暖差が大きく、美味しいお米が育ちます。現在、その数は少なくなりましたが、石川県の道の駅「千枚田ポケットパーク」や宮崎県の道の駅「酒谷」の近くには、現在でも美しい棚田が残っています。しかし棚田は、大きな機械を入れることができないため、必然的に手作業が中心の、手間暇をかけた米づくりとなります。

道の駅千枚田ポケットパークでは棚田のお米を使って、注文の後に握ってくれるおにぎりが人気。

道の駅千枚田ポケットパークでは棚田のお米を使って、注文の後に握ってくれるおにぎりが人気。

一方、新潟や北海道など、平野が広がり、生産量も多い米どころでは、機械化された大規模な米づくりが行われています。しかし、例え機械を使っていたとしても、広い田の隅々まで水や土に気を配り、高品質のお米を作り続けるということは、並大抵の苦労ではありません。

日本穀物検定協会が毎年実施している「米の食味ランキング」では昨年、最も良好な「特A」ランクの品種数が過去最多となりました。そして、「特A」を獲得した県や地域は全国各地に広がっています。これは各地の農家が、それぞれの土地で、その土地と田に合ったやり方を探し、米作りに心血を注いできた結果だと言えるでしょう。

道の駅には、地元イチオシのお米が並んでいます。きっと、その土地ならではの魅力あるお米との、新たな出会いがあるはずです。

 

2.品種の違いを味わう

「うまい米が食べたい!」本当に美味しいごはんを食べる会 編著(洋泉社)より 五ツ星米マイスター西島豊造さん(スズノブ代表取締役)監修

「うまい米が食べたい!」本当に美味しいごはんを食べる会 編著(洋泉社)より 五ツ星米マイスター西島豊造さん(スズノブ代表取締役)監修

産地や田で選ぶ他に大事なのが「品種」。現在、日本のお米は約300もの品種があると云われています。それぞれに「粘り」「香り」「硬さ」「粒の大きさ」に特徴があり、食べ比べてみると、思った以上に違いがあることに驚きます。

例えば、北海道の「ゆめぴりか」は、強い粘りと甘みが特徴。「ななつぼし」はさっぱりとしていて、冷めても美味しい、「あきたこまち」は粘り、香り、硬さのバランスがとれていて食べ飽きない美味しさ、等々。以前は美味しいお米といえば「コシヒカリ」というのが定番でしたが、今やお米も、自分の好みや合わせる料理などで選ぶという時代になってきました。

いろいろな品種を食べ比べてみて、自分だけの好みや用途に合ったお気に入りを見つけ出すのもまた、一つのお米の味わい方です。

 

3.食べ方にこだわる

rice

「産地・田」、「品種」にこだわったら、あとはそのお米をどう味わうか。「食べ方」にこだわってみましょう。

まずはお米自体の味わい方。強い火力で一気に炊き上げる「かまど炊き」のご飯の美味しさは、なかなか家庭では再現できないもの。ならば、道の駅へ!

長野県の道の駅「小谷」内の食事処「鬼の厨(くりや)」の名物は、かまど炊きのご飯。かまどでふっくら炊いた小谷産のコシヒカリは、これを目当てにやってくる人もいるほどの人気。

「かまどで自分で炊いてみたい!」という方も道の駅へ。こちらは愛媛県の道の駅「みま」。道の駅で羽釜やかまどを借りて、お米をとぐところから、かまどで炊くところまで体験することができます。

美味しいご飯が炊けたら、あとは美味しい「ご飯のおとも」があれば完璧!おすすめは本誌でご確認ください!

 

4.体験してみる

道の駅アグリパーク竜王 稲刈り体験

道の駅アグリパーク竜王 稲刈り体験

食べるだけでは物足りない!自分でお米を作ってみたい!という方は、まず手始めに、道の駅で稲刈りを体験してみては?

滋賀県の道の駅「アグリパーク竜王」や、埼玉県の道の駅「アグリパークゆめすぎと」など、観光農園のある道の駅では毎年稲刈り体験が好評です。春の田植え体験から始めれば、自分の作ったお米を味わうことができます。

他にも体験できる道の駅は多数。お近くの道の駅のイベント情報を要チェック!

 

5.アートで楽しむ

道の駅「中山盆地」

道の駅「中山盆地」

お米の楽しみ方は、アートでも! 近年話題の「田んぼアート」。

青森の道の駅「いなかだて」はもう田んぼアートの代名詞と言ってもいいほど有名です。群馬県の道の駅「中山盆地」の田んぼアートは、群馬県のマスコット「ぐんまちゃん」が「真田丸」に変身。北海道の道の駅「田園の里うりゅう」では、毎年映画やオリジナルのキャラクターが登場です。

稲刈りまでのお楽しみ。今年見逃した方も、来年はぜひ現地でご覧ください!

 

※本誌ではさらに多くの道の駅を取り上げています。各道の駅の営業時間などの詳しい情報とあわせて、本誌またはデジタルブックをご覧ください。

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