三条大橋
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特集

災害と道の駅

道の駅は、今日も「元気」に営業中!

災害が起きた後、道の駅は避難所になり、防災拠点になり、人々の心の拠り所になりました。
東日本大震災から5年を迎える今、過去の災害の記憶を伝える道の駅、そして被災から復興した、または復興しようとしている道の駅の「今」をお伝えします。

道の駅大谷海岸

「道の駅 大谷海岸」情報コーナーとして活用されている「復興ログハウス」の前で、道の駅オリジナル商品を手に笑顔のスタッフのみなさん。中央が小野寺駅長。道の駅の裏手はすぐ海。「日本一海に近い道の駅」としても有名。

活気ある笑顔溢れる道の駅に戻りました

ooya_01平成23年3月11日。あの未曾有の震災時、道の駅は被災者の避難場所になったり、自衛隊などの基地になったり、と重要な役割を果たしました。一方で、地震や津波で壊滅的な被害を受けた道の駅も。
宮城県の「道の駅 大谷海岸」もその一つ。地震の後に発生した津波によって、メイン施設だった「はまなすステーション」は建物の2階部分まで水没、直売所のあった施設は柱を残すだけとなりました。

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昨年4月に農林中央金庫と地元の本吉町森林組合から贈呈された「復興ログハウス」。

そんな被害を受け、一度はスタッフ全員の解雇、道の駅の営業も無期限休止、というところまで話が進みました。しかし、被災した人々の生活を少しでも支えるために、電気も水道も復旧しない中、同年4月末にトタン張りの仮施設で営業を再開。その後は地元の生産者や、近くの道の駅などの協力もあって、少しずつ営業を復旧していくことができました。多くの地元の人々や、被災地を支援しようという観光客にも支えられて、平成25年4月にはリニューアルオープンすることが出来、現在は、以前直売所だった施設を中心に営業しています。

 

「海のそばだからこそ食べられる、その日の朝に獲れたもの、都心では滅多に食べられないようなものも店頭や食堂に並びます。他にも、気仙沼と言えばフカヒレ。同じく名物のホヤやワカメとともに、加工品がお土産に大人気です。是非、このあたりをアピールしてください。」
そう話してくれた小野寺駅長も、取材時にお会いした生産者の方、スタッフ、お客さんもみんな笑顔。道の駅大谷海岸は5年を経て、笑顔溢れる道の駅に戻りました。

【写真左】「海鮮丼」 1,800円(税込)【写真右】編集部オススメのお土産「けせんぬまのおつまみこんぶ」 129円(税込)

 道の駅 大谷海岸

住所 宮城県気仙沼市本吉町三島94-12 ☎︎0226-44-3180
時間 9:30~17:30(物販施設) 10:00~16:00(レストラン)
休み 12/31〜1/2、毎月第1・3火曜日(レストラン)

テント一張からの再開 復活した海の楽園「シートピア」

東日本大震災による津波で、建物の2階半分の高さまで浸水。壊滅的な被害でした。
3ヶ月後、道の駅の復旧もままならない中、被災した人々のためにテント一張で仮設住宅への移動販売を開始。市場食堂、仮設店舗と順次営業を再開、そして平成25年7月、ようやくリニューアルオープンを迎えました。
現在は、様々なイベントも開催し、以前のような活気を取り戻しつつあります。
「年間を通して宮古湾の海の味覚を楽しめます。3月頃からは、わかめが旬。「宮古の塩」を使ったお土産もオススメです。ぜひ一度、お越しください!(スタッフ 佐々木さん)」
【写真左】「三陸宮古の塩ストラップ」 432円(税込)【写真右】「たつっと海老だし・浜だれ・味噌だれ」 各540円(税込)

道の駅 みやこ

住所 岩手県宮古市臨港通1-20 ☎︎0193-71-3100
時間 9:00〜17:00(物産コーナー)
休み 無休(交流館)

被災者の身体と心を癒した温泉

ojiya平成16年10月23日発生した新潟県中越地震で小千谷市周辺は、地震の影響を最も大きく受けた地域のうちの一つでした。目の前の国道17号等、道の駅周辺の道路は激しい隆起・沈降で利用できなくなるほど。
そのため、道の駅では業務を一旦停止し、被災者や復旧工事の作業者のために、施設内の温泉を無料開放。辛い状況にあった多くの人の心身を癒しました。
道の駅ちぢみの里おぢやは、名物のへぎそばや、小千谷縮などの味覚やお土産も揃います。被災者を癒した温泉は、今では地元の方々や観光客で、毎日賑わっています。
【写真左】名物「へぎそば一升」 約4人前で2,800円(税込)【写真右】小千谷ちぢみ「小千谷縮のコースター」 760円(税込)

道の駅 ちぢみの里おぢや

住所 新潟県小千谷市大字ひ生甲1670-1 ☎︎0258-81-1717
時間 10:00~22:00(売店・温泉)
休み 毎週水曜(祝日は営業)、12/31・1/1

土石流の恐ろしさを物語る衝撃の光景をそのまま保存

平成2年から平成7年頃まで続いた雲仙普賢岳の噴火により大きな被害を受けた深江町(現南島原市)。土石流や火砕流の恐ろしさを世界中に知らしめた大きな災害でした。
「道の駅みずなし本陣ふかえ」内の「土石流被災家屋保存公園」には、平成4年に土石流で被災した家屋が保存され、未だにその被害の恐ろしさを生々しく伝えています。
現在道の駅は、土石流の記憶を伝えるだけではなく、郷土料理の「具雑煮」や名物「対馬黄金穴子」など、地元や県の特産品も揃えた南島原の観光拠点として、多くの家族連れで賑わう道の駅となっています。
【写真左】「冷凍具雑煮穴子そうめん」 1人前1,100円(税込)【写真右】「島原納豆味噌漬けからすみ」 1本2,750円(税込)〜

道の駅 みずなし本陣ふかえ

住所 長崎県南島原市深江町丁6077番地 ☎︎0957-72-7222
時間 8:30〜17:00(おみやげ屋) 9:30〜17:00(土石流被災家屋保存公園・テント内)
休み 不定休

噴火の影響に応援多数 風評に負けずに営業中

噴火のあった年は自粛していた開駅感謝祭。再開した昨年は、多くの人々で賑わう。

直接的な被害はなくとも、「風評」に影響を受けた道の駅も多くあります。
平成26年の御嶽山の噴火。御嶽山から40キロ以上離れた「道の駅 木曽福島」周辺では、農産物が火山灰をかぶるという被害はあったものの、直接的な被害はありませんでした。その農産物も、訪れる人々が応援の声とともにそれらを買ってくれたそうです。しかしその後の風評によって観光客は減少。
「道の駅は警戒地域から離れていますし、現在、近隣の観光地も噴火の影響はありません。自然も史跡も多く残る木曽町に、ぜひおいでください。」(スタッフ 上小路さん)

道の駅 木曽福島

住所 長野県木曽郡木曽町福島4061番地1 ☎︎0264-21-1818
時間 (売店)8:30〜17:30※1月〜3月 17:00迄
休み 4月〜12月 無休 1月〜3月 毎週水曜日

家族連れが寛ぐ広大な芝生 災害時の活動拠点に

pationiigata「道の駅パティオにいがた」は、平成16年に氾濫した刈谷田川の、河川改修工事で出来た埋立地に建てられた道の駅です。 普段は、子ども達が走り回ったり、家族連れがデイキャンプを楽しんだりなど、人々が思い思いに寛いでいます。 実はこの道の駅、防災拠点としても整備されていて、備蓄倉庫を備え、広大な芝生広場は災害時、支援者の活動拠点やヘリポートなどになるように考えられています。また、駅内には市民の防災意識を高めるため水害時の資料を展示する「防災アーカイブ」も。 いざという時に頼りになる道の駅です。

道の駅 パティオにいがた

住所 新潟県見附市今町1丁目3358番地 ☎︎0258-94-6211
時間 9:00~19:00(農産品直売所健幸めっけ) 9:00〜21:00(防災アーカイブ・交流休憩センター)
休み 年中無休

トイレは復活 かあちゃんの店も営業中

平成23年の台風12号による大水害で、道の駅の施設を含む一帯が氾濫した熊野川に飲み込まれ流失しました。しばらくの間利用することができませんでしたが、平成25年にトイレが再建され、現在はトイレと駐車場のみの道の駅となっています。 隣接する「かあちゃんの店」も同様に流されてしまいました。しかしボランティアの方々の力もあって、翌年7月には営業を再開。「紀州の郷土食や地元の特産品などがまた味わえるようになりました。元気にかあちゃん達で営業しているので、ぜひいらしてください。」(かあちゃんの店 竹田さん) 【写真左】草餅「忠度もち」 5個入550円(税込)【写真右】郷土料理「めはりずし」 3個入400円(税込)

道の駅 瀞峡街道 熊野川(どろきょうかいどう くまのがわ)

住所 和歌山県新宮市熊野川町田長47番地
☎︎0735-23-3333(新宮市役所) ☎︎0735-44-0480(かあちゃんの店)
時間 トイレ・駐車場は24時間利用可能 10:00~16:00(かあちゃんの店)
休み 年中無休、第2水曜日(かあちゃんの店)

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